2016年12月17日土曜日

今年を振り返り、来年へ。

今年もいろんなことがありましたが、元気にお仕事ができたこと、年齢を重ねるとありがたさが増してきます。

来年の1月から行政書士登録をして10年目を迎えます。

開業当初は、入管業務をメインにやっていこうと思っていました。

が、周りの行政書士の方々を見渡すと、素晴らしい営業センス&実務能力をお持ちの方がたくさん。圧倒されました。

当初、入管業務とポルトガル語の翻訳業務も掲げていた私の事務所では、徐々にポルトガル語の翻訳が多くなり・・・・

思い切ってHPで、翻訳とブラジルが絡む相続の業務を中心に案内したところ、全国の弁護士さん、司法書士さんらからブラジル在住の相続人との連絡調整や翻訳業務を受けることがメインとなりました。

今では、入管業務は古いお客さんから受けるのみとなりました。

ただ、外国人相談センターでのコーディネーター業務は続けており、そちらで入管に関する相談を受けていますので、まだ入管業務に片足を突っ込んております。

自営業の仕事とは不思議なもので、「自分がやりたい」と思ったことで必ずしも伸びていくものではなく、「頼まれたことをやってみる」ことで、実は自分に求められている専門性が分かったりして、おもしろいなあ、と思います。

で、私は気づくと、ポルトガル語関係で、色々なところの調整&コーディネートをしていることが多いと気づきました。

ブラジル在住の相続人と日本側の弁護士さんや司法書士さんとの間に入ることなんかはまさにそんな感じで、両者の文化的な背景も考慮しながら、それぞれの言いたいことをまとめて、どう切り出そうか悩んだりするのが向いているようです。

今年初めての分野のお仕事と言えば、ブラジルの弁護士さんから日本在住者の行政手続きなどもお引き受けしたこともあり、こちらは来年度、伸ばしていきたい業務です。

大好きなブラジル、大好きなポルトガル語に触れて、それが、お仕事として携われること、来年も、引き続き、元気にブラジルとポルトガル語専門の行政書士として、お仕事をしていこうと思います。




2016年11月23日水曜日

来年の手帳

毎年、10月ごろになると、来年の手帳はどうしよう~とそわそわし始め、ロフトや文具店の手帳コーナーに無駄に通います。

そう、手帳が大好きです。

コレダ!という気に入った手帳を持つと、なんだかスケジュールを上手く回せる「気」になって、満足した「気」になります。

でも持つのは1冊にしているので、その厳選された手帳をどうするのか、自分の中での手帳選手権を開催することになるのです。

そして、来年度、使うことになったのは、やっぱりNOLTYになりました。

今年と違うところは、レフト式から、初めてバーチカルにしたこと。
(レフトとは、左ページに1週間のスケジュールを入れ、右側はメモになっている方式。バーチカルとは見開きに1週間が並び、時間軸が縦になっている方式)

あこがれのバーチカル♪

これです。




















カバーは今年のほぼ日のものがとっても気に入っているので、引き続き使用します。

もうこれで、手帳売り場をうろつかなくて済むかと思いきや、やっぱり寄ってしまいそうです。


2016年10月5日水曜日

困ったときの国会図書館

今、ポルトガル語の委任状を日本語に翻訳しています。

相続に関する委任状なので、不動産の住所の記載があります。

翻訳の時に意外と時間を食うのが、ローマ字で書かれた日本の住所の漢字を調べるところ。

通常はネットで調べればわかります。

でも、今回は手ごわいです。

沖縄の住所ですが、町名の下にまだ住所がある・・・おそらく、字(あざ)? なのかな。

ネットでいくら調べても分かりません。

いざ、国会図書館へ!

案内の方に、地名の漢字が知りたいことを説明すると、角川日本地名大辞典を勧めてくれました。

沖縄県だけで1冊になっているその辞典は、厚さが8センチほどでしょうか。

索引でしらべると、町名までしか載っておらず、撃沈。

そこで、今度は地図上で調べようと、地図担当の受付のお姉さまに相談してみました。

地名辞典では分からなかったことを話すと、書庫にしまっている地図の閲覧を申込んでみては、と言われ、ゼンリンの地図で探す覚悟をして待っていました。

そこで待っている間、お姉さまは、最初に私が見ていた角川日本地名大辞典を調べてくれ・・・・

該当する町の「小字一覧」のページを見せてくれました。

あ、ありました!!

ローマ字とは少し発音が違いますが、おそらく間違いない「字」名が!

その一覧にある字名は索引に入っていないので、私では見つからなかったんですね。

丁寧に探したら、分かるものだったのですね。

感動しました~。スッキリ~。

司書のお姉さま、さすがでございます。

2016年9月8日木曜日

ブラジルの出生証明書の取得、はじめました☆

ブラジルの登記所に登記されている、出生証明書、死亡証明書、婚姻証明書の取得代行をはじめました!

1990年代から来日するブラジル国籍の人が増え、それから約25年経過した今では、日本で生まれ育ったブラジル国籍の人も増えています。

今まではブラジルの家族や親族、友人とのつながりがあって、ブラジル国内の手続きが必要であれば、ブラジルにいる人に依頼をして事が済んでいたいた場合も多いかと思います。

ところが、日本で生まれ育った人が増えるに従い、ブラジルとの関係性が薄まったり、ポルトガル語より、日本語がネイティブとなり、ブラジルの書類一つを取得するにも困難が生じることがあります。

また、日本で発生した相続手続の際に、ブラジル出身の相続人が存在すると、法務局に死亡証明書を提出することが必要になります。

当事務所ではそうしたケースについて、今まで、お問い合わせを受けてきましたが、今後、本格的にブラジルの証明書の取得サービスを始めることになりました。

ブラジルは日本と異なり、証明書の取得は第三者でも可能です。

そこで、日本国内とブラジルの代理店を通じて行うことができるのです。

原則、証明書のコピーが必要ですが、ない場合は登記されている登記所の名前や父母の氏名、本人の生年月日により探し出せることもあります。

どうぞ、お気軽にご相談ください。

http://www.officeaoyagi.sakura.ne.jp/index.html

2016年8月7日日曜日

ブラジルがハーグ条約を締結したんですって!

日本の書類をブラジル国内で使うために、日本でお墨付きをもらう手続があります。

今まで、公文書や私文書の認証後、下記のようなルートで手続きを行っていました。

公文書: 外務省で公印確認 → ブラジル領事館で認証
私文書: 公証役場(都内の場合)で公証人による認証+外務省の公印確認 → ブラジル領事館で認証

2016年8月14日からブラジルは、外国文書の認証を不要とするハーグ条約締結国になるので、最後のブラジル領事館の認証が不要となったとのことです。

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在東京ブラジル総領事館HPより
http://cgtoquio.itamaraty.gov.br/ja/News.xml

26/07/2016 -
ハーグ条約にブラジルが加入したことを受けて
ブラジル連邦共和国は外国公文書の認証を不要とするハーグ条約締約国になります。ブラジルでは8月14日より適用されます。
8月14日以降は日本政府発行書類、公証役場で作成された書類をブラジルで利用する場合には外務省または公証役場でアポスティーユが必要になります
総領事館では2016年8月12日まで書類の認証の受付を致します。
2016年8月14日より前に総領事館で認証を受けた書類はブラジルで2017年2月14日まで有効です。
商工会議所にて証明を受けた書類はハーグ条約の対象になりません。

ブラジルで書類を利用する場合には領事認証が必要になります。
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これは、ラクになりました!!
ブラジル領事館は、午後1時までしか開館してない上、その分時間をようしていましたから。


2016年4月15日金曜日

介護に従事する外国人 在留資格の視点から 全体概略と身分系

2016年3月27日(日)大塚にある東京社会福祉士会の福祉財団ビルにて、東京社会福祉士会・東京都介護福祉士会 合同学習会「外国人介護労働者について考える」について講義を行いました。

私は社会福祉士より、行政書士として在留資格や外国人相談事業に関わっていることが長く、今回は在留資格の視点からお話をすることとしました。

今回の学習会は、東京社会福祉士会と東京都介護福祉士会が初めて合同で行うもので、意義のあるものだったと思います。




介護の現場で、外国人が従事するケースについて、その立場を在留資格の視点から考えてみます。
①「身分系」 ②「EPA」 ③「非就労(留学・家族滞在)」 ④「在留資格・介護」 ⑤「技能実習」 ⑤「家事支援(国家戦略特)」に分類されます。

④「在留資格・介護」 ⑤「技能実習」については、今後、予定されているものですが、ほぼ確定でしょう。

今回の投稿では、①身分系について書いていきます。

身分系の在留資格を持つ外国人とは、「日本人の配偶者等」「定住者」「永住者」「永住者の配偶者等」、さらに、「特別永住者」も含まれるでしょう。

「日本人の配偶者等」とは、日本人と結婚した人や、日本人の実子、いわゆる日系2世の人たちです。
「定住者」は、日系3世や日系人の配偶者、個々の事情に応じて許可された人(日本人との離婚後など)に与えられる資格です。

「永住者」は一定の期間、日本に住み、今後も永住を希望する人に対して許可される資格です。

「永住者の配偶者等」は永住者と結婚している人や永住者の子として日本で出生した人です。

「特別永住者」とは、戦前より日本にいた在日コリアンとその子孫です。

これらの身分系の在留資格の人は、就労範囲に制限がありません。

ですので、どのような仕事にも就くことができるため、介護の職に就くことも可能なのです。

今後、就労の在留資格の一つとして「介護」や技能実習生として介護分野が加わりますが、すでに身分系の人たちが現場で働いています。

今回の学習会で課題に挙げられたのは、身分系の人たちへの業務に対するサポート体制でした。

国の枠組みとしてEPAや技能実習生として来日する場合は、日本語や労働法に関して習得するために講義などが行われますが、身分系の人たちが従事する場合には、そうしたサポート体制がありません。

現場の周りの職員たちが可能な範囲で助けているのが現状でしょう。

身分系の人たちは日本に住み続ける可能性が高く、そうした人たちにこそサポート体制を作って長く働く環境を作ることが課題だと思います。

長く働く環境の整備・・・これは介護の現場においては、根本の部分は外国人、日本人も変わらないと思います。

2016年2月6日土曜日

足立区竹ノ塚保健センターにて

先日、足立区の竹ノ塚保健センターで外国人支援についてお話をしてきました。


足立区内の子育て支援ネットワークの一コマで、参加された方は保育所の園長さんや福祉事務所の職員、助産施設の方、日本語教室の方々など様々な形で子供にかかわっている方でした。

ばらつきはあるようですが、皆さん、何かしら外国出身の母子に現場で対応しており、関心を持って聞いてくださいました。

足立区で多いケースは、中国、フィリピン出身の方々だそうです。

外国人は在留カードを携帯する義務がある、とうところから、在留資格のお話、私がコーディネーターを務める新宿の外国人総合相談支援センターでのお話などなど。

現場では、言葉が通じないことに加え、子供の教育に対する考え方の違いにも悩んでおられる方がいるようでした。

お母さんが育ってきた社会の背景や教育が日本とは異なるため、そこから生じている違い、それから、お母さん自身の性格や日本に来てから周りの人への不信感や孤独感が芽生えたものなど、色々絡み合っていると思います。

近年、「多文化共生」と言われますが、ベースは個人対個人の関係でコミュニティが作られますので、簡単なものではないと思います。ただ、お互いに個人として信頼関係ができれば、意見が異なっても良い方向に向かう気がします。

2016年1月11日月曜日

新年明けました。案件も年をまたぐ。

久しぶりの更新です。

新年が明けました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年は、外国人相談センターでコーディネーターをしつつ、自身の事務所でブラジルが絡む相続のサポート業務を弁護士さんや司法書士さんから受任していました。

ポルトガル語の翻訳も個人のお客様からいろいろありましたね。

ブラジルが絡む相続のサポート業務をやっていて、これほど先の見えない業務ってあるだろうか、と気づいた1年でした。

特に、予期せず、ブラジルに移民した親族の相続人が出てきたケースでは、

「ブラジルの相続人を探してもらえないか」

といった相談内容になると、はて、どのくらい労力がかかって、しかも見つかるのか・・・・

という悩みがいつも付きまといます。

なので、お見積りが一番悩みます。

依頼を受けて、見つかるケースばかりとも限りませんしね。

そんな中、去年、印象的だったケースをご紹介します。

日本の方が亡くなられ、とある弁護士さんが相続手続きを受任されたのですが、相続人の中にブラジルに移民した親族がいることが判明。

過去、日本とブラジルの親戚づきあいはあったのですが、ブラジル側の方が亡くなり、どうもその子供がいるらしい、というところまでしかわからない。

手がかりとなったのは、亡くなったブラジル側の方が日本籍を持っておられ、戸籍を取り寄せたところ、届出人の欄に、子供ではないか?という人の名前がカタカナで記載されていました。

戸籍に子としての記載はないため、その子はブラジル国籍とみられます。

さて、この届出人の氏名から、どう探そうかと考えますが、まずはインターネットです。

名前で検索すると、勤務先が出てきました!

ブラジルとの時差は12時間、日本時間で朝と夜にせっせと電話をかけますが、忙しい役職のため、なかなか電話に出ていただけず・・・電話応対をした方に私の事務所の電話番号とメッセージを残すことにしました。

数日後、かなり怪しんだ感じで相続人の方が電話をかけてこられました。(やったーー)
ブラジルと時差があるのに、本当にありがたかったです。

今回、日本で発生した相続について一通り説明すると、日本で亡くなった被相続人のことを悲しんでおられながらも、日本の親族とまた交流できるということで喜んでいました。

といった感じで、相続人探しはかなり未知数です。

相手が見つかっても協力的とは限りません。

相手が見つかっているのに非協力的な場合もああって、実はこれが一番やっかいです。

そんなこんなで、この案件も、年をまたぎ、他の案件もいつまでか予定が立たないという案件ばかりですが、色々作戦を練りながら、進めていく所存です。