2014年9月5日金曜日

ブラジル在住の相続人 必要書類は?

今年に入ってから、ブラジルが絡む相続手続きに関するお仕事が特に増えています。

私の事務所にブラジル相続手続き業務でのご相談は、大体こんな経緯でご連絡をいただきます。

日本で相続が発生した → 相続人を確定していったら・・・ → ブラジル在住の親族も相続人になること発覚 → 何をどうしたら? → はっ!言葉が通じない。ブラジルの何の書類が必要?

というパターンです。

相続財産が預金のみの場合は、ご親族が自ら相続手続きをすることが多いのです。
土地などがある場合は、司法書士や弁護士が受任してから、戸惑われることがあるようです。

まずは、日本の戸籍謄本に当たる書類ですが、ブラジル国籍の人の場合は、出生証明書
となります。ポルトガル語で、Certidao de Nascimento と書き、読み方は、セルチダォン・ヂ・ナスィメント です。

ただ、これは本人の出生のみの証明になるため、両親の死亡の確認が必要な場合は、死亡証明書が必要です。ポルトガル語で、Certidao de Obito、読み方は、セルチダォン・ヂ・オビト です。

そして、法務局などに提出する場合は、これらの日本語訳も必要です。

遺産分割協議証明書については、日本に住民登録がない場合は印鑑登録されていません。

ブラジルに住む日本国籍者の場合は、例えば在サンパウロ日本領事館でサイン証明を取得します。

ブラジル国籍者の場合は、現地の公証役場でサイン証明を取得します。

現地の公証役場では一般的に、日本語での遺産分割協議証明書を受け付けませんので、ポルトガル語に翻訳して、ポルトガル語版にサイン証明を受けることになります。

書類は日本の法務局に提出するため、サイン証明を取得したら、再度、日本語に翻訳します。

最後に、ブラジル在住者との相続手続きをスムーズに運ぶポイントは・・・

丁寧な説明と、忍耐力です。ブラジルは日本と時間の流れが異なります。

国土の広さも郵便事情も異なります。

日本と比べると、手続きが進むスピードが遅いことが多々あります。

あまり急かして、ブラジル側の親族が嫌な思いをして最終的にスムーズに進むための妨げになっては意味がありませんね。


アオヤギ行政書士事務所では、ブラジルの相続人や日系ブラジル人が絡む相続手続きで、ブラジル事情やポルトガル語翻訳、ブラジル側との連絡・調整を行っています。

お気軽にお問合せ下さいませ。